kasumiphotopoem’s blog

心は気まぐれで忙しく変化していきます 心の言葉を詞に綴ることで自分と向き合える だから書き続けるのかもしれない

あなたがくれたもの

静かな波が
足元を濡らし流れていく

あなたがくれたものは
言葉ではなく
形あるものでもなく
瞳には描けないもの

ろうそくの炎のように
ふっと息を吹いたら
消えてしまいそう
だから
そっとこの両手に抱き
胸のポケットにしまっておく
大切に
あなたを感じていたい

もう一度あなたの声が
聞きたくて
支えてくれた
あなたの笑顔
そばにいたくて

たった一人のベンチに座り
蒼い海のキャンパスに
あなたを描いてみたら
涙の雫が潮の流れに
消えていった

太陽の光が
波しぶきにきらめき
輝いている

寄せては引く波は
出会いと別れに似ている

緩やかに引き寄せられるふたり
時には荒々しく突然出会うふたり

「行かないで…」と声をあげても
振り向くこともなく
強く引いていくキミ

何度も失い傷ついても
何度も孤独に埋もれても
何度も繰り返す波しぶき

瞳を閉じて
ふたりでこの波に乗り
穏やかな沖の上
永遠に結ばれることを
夢みている

言葉に出来ない思いを
この波が広い海を越えて
あなたの住む街へと
届けてくれる

信じている
これからもずっと ずっと

信じている…

☆STORY☆AI

https://m.youtube.com/watch?v=9JBIzFGy4EU


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