恋の終わり
奇跡がぶつかり合い
ふたりの出会いが始まった
全く違う世界の中を
歩いてきたふたり
あの日 あの時の
分かれ道を
別の方向に歩いてきたら
もっと早くに
出会っていたのかな
戻って確かめるには
もう時が経ちすぎていて
時間の流れに
逆らうことは出来なくて
幼い頃の私達には
すれ違ったことさえも
気づかなかったの
かもしれないね
哀しみを背負う肩
迷う心に
不安な顔は
背を向けて
手を振りながら
心に誓うの
戻れないから
戻らない
あなたの笑顔を
忘れはしない
握った手の温もり
忘れられないよ
緩んだ涙の蛇口を綴じて
あなたのいない明日を
抱いて生きて行く
今を これからを信じて
ともに並んでいた
ふたつの影法師が
別々の方向へと
静かに離れていく
あなたの幸せが
永遠に続きますように