kasumiphotopoem’s blog

心は気まぐれで忙しく変化していきます 心の言葉を詞に綴ることで自分と向き合える だから書き続けるのかもしれない

心に…風が吹いている

望まなくても
変わらず朝は来る

憤りを感じながらも
耐える心


「偽り」という仮面を
被る人びとの街
目の前の小さな出来事に
肩を落とし


繊細な
ガラス細工のように
もろく崩れて
震える心


虚しさに苦しみ
一歩を踏み出せない


それでも人は
歩いていくのはなぜだろう


時間と心は
緩やかに流れ 流れて
たどりつく
きみと笑い合えたあの頃

白綿に包まれたような
柔らかくてふわふわした
あの日のぬくもりに
ほんのり灯る心の炎


何度泣いても
消えない哀しみも
つぶれそうな心も
風の言葉が
耳にふきかかる


望まなくても
変わらない風が吹く


明日に繋がる勇気を
踏み出す勇気を
与えてくれる
風が 朝の陽が
強い心を繋いでくれる

生きている
今 この場所で