今日までそして明日から
生まれたての心は
真っ白なシーツに包まり
子供のように
花や鳥に囲まれて
屈託のない笑顔で
まぶしい太陽を浴びている
やがて人の手から手へ
泥まみれの汗も
眩しい光の下では
誰にも気づかれない
変わりゆく季節の風は何色なの
美しさをおき忘れた
広い砂漠の中に
落とした心は
拾い集めた指の間から
ぽろぽろと零れ落ちる
ダイヤモンドダストのように
一瞬のき煌きを放ち
失くなり消えていく
幼き思い出が浮かんでは消え
届きそうで届かないのは
現実の中に生まれた空想が
独り歩きをしているから
何度も解けた靴紐を結び
今日までそして明日から
何度も何度も
解けた靴紐を結んで
自分らしい心で
生きていくのだろう
☆今日までそして明日から☆