kasumiphotopoem’s blog

心は気まぐれで忙しく変化していきます 心の言葉を詞に綴ることで自分と向き合える だから書き続けるのかもしれない

雑踏の片隅で

心を粉々に砕かれ
心がむしばまれていく環境を
選んだ訳ではないこの街

白いガラスを涙で濡らし
刺々しい人々の言葉に
砕かれる心が凍える
遠く並ぶ建物の山

太陽が背中から
体を通り抜け
心を暖めてくれる

動いてる滑るような速さで
向かってくる人の矢の先が
髪を乱し 腕をかすめる
目がくらむ

よろめく体をおこし
通り過ぎる矢羽根に
追い越されて
ひとり取り残されても
まっすぐにのびる
ふたつの瞳と心はここに

一羽の鳥が空高く
飛んでいく
この街が好き
だから今日もまた
ここで眺める
人の流れと
風を肌に感じて



☆雑踏の片隅で☆ 高橋 優


http://youtu.be/gdUsO12c_4U


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