kasumiphotopoem’s blog

心は気まぐれで忙しく変化していきます 心の言葉を詞に綴ることで自分と向き合える だから書き続けるのかもしれない

サクラビト


桜の花びらが
舞い散る木の下

足下に広がる
花畳みにあなたへの
尊い想いを敷き詰めて
歩く心は
桜色に染まっていく

同じ歩幅で
同じ道を
同じ未来に向かい
歩いていたはずなのに

いつからか
あなたは自分の選んだ道を
歩き始めた

私は今も
見えない未来に
向かう道を
ひとり歩いている

困難を抱えた道
やるせなく過ぎる

思い通りにならない道

それでもあなたが選んだ
それであなたが幸せなら
何処までも信じた道を
貫いて欲しいと願う

道は果てしなく続く
遥か彼方の海を 
山を越えて
時が流れて
季節を塗りかえて

あなたが辛くなった時は
いつでも戻ってきて

私はこれからも
見えない未来に
向かう道を
ひとり歩いているから

桜色に染まった心が
色褪せないように

また来年も
こうして桜の木の下で

あなたの声の便りを
そよ風が囁く
桜の花びらが
歩む道を彩ってくれる

愛しさを優しさに
繋げて
あなたを想い