花火
ふと
空高く見上げれば
広い世界に輝く
大輪の花が
きみを思ふ
心にふりそそぐ
運命の扉が開いて咲いた
夢描いたきみとの未来
過ごした日々の
ときめきが
頬を紅く染め
一瞬の輝きに
心の想いは
火の粉とともに
はかなく地面に
のまれていった
瞳の輝きは
今年も夢開き
心はおどる
けれど
きみとの未来
果たせなかった約束は
夜空に舞う
花火の音とともに
儚く消えゆく
生温かい夏の風が
荒々しく吹き抜け
髪を揺らす
となりにいない
きみもどこかで
同じ夜の空を見上げて
大輪の花開く
この一瞬に
思ひ焦がれていると
いいのにな
☆花火☆奥 華子
https://m.youtube.com/watch?v=yzBs8YnGjPo