君がいない道
冷たい手を
溢れた吐息であたためて
コートのポケットに入れた
ひとり歩くここには
もう君がいない
あたたかい街灯りが
ふたりの肩を近づけた
二度繰り返した季節
君以外の人では
深く大きく空いた
心は埋まらない
風の冷たさが
白刃のように
心に突き刺さる
愛情の受け取り方を
知らなかったみたい
編み目を潜るように
彷徨い歩く道に
もう君はいない
哀しみを忘れたら
思い出も消えてしまう
心の側にある
君への想いが
正直な気持ちだから
この道に君がいなくても
逢いたい気持ちで
心を埋めて向かっていくよ
☆君がいない道☆ COLOR